

PRODUCT STORY
兄・芳嗣が貫く、樽熟成のこだわり
厳格ながらも焼酎造りに捧げた祖父・嘉之助に幼小の頃から憧れ、140年続く「小正醸造」の4代目を継いだ芳嗣。2017年にウイスキーの製造に踏み切った時も「焼酎造りの経験と技術を活かしたい」という強い思いがありました。
そこで、かつて嘉之助が開発した日本初の樽貯蔵焼酎「メローコヅル」に使われた樽をリチャーリング(焼き直し)し、ウイスキーの熟成にも使用。これをキーモルトにした「シングルモルト 嘉之助」が誕生しました。

弟・倫久が率いる焼酎造りの技
焼酎蔵「日置蒸溜蔵」で培われた蒸留技術を活かした「嘉之助 HIOKI POT STILL」。
この挑戦は、兄・芳嗣と弟・倫久――異なる個性を持つ孫ふたりの存在が不可欠でした。
自由な環境の中で育ちつつも、やがて家業への想いを深め、兄のもとで小正醸造に入社した倫久。 5代目として就任した後も、蔵人たちとともに、冷静かつ実直に、蔵の技術と環境を進化させてきました。
「嘉之助 HIOKI POT STILL」は、まさに彼の知見と信念が息づく一本です。

世界に通用する蒸留酒を、鹿児島から。
それは、二代目・嘉之助が描いた夢。
その想いを実現するために歩みを重ねたのが、孫ふたりの異なる個性でした。
兄・芳嗣と弟・倫久——。
それぞれの道で磨き上げた感性と技が結び合い、誕生した「嘉之助 DOUBLE DISTILLERY」。
それはまさしく、兄弟の魂(スピリッツ)そのものでした。